こんにちは。げんげんです。
前回からコストは何かを話しています。
前回はざっくりとコストの定義&コストは自分の尺度で払っていくことが大事という話をしました。
今回はもう少し深ぼって、コストの定義をもう少し深ぼって
そして、そのコストの払い方についてお話していきます。
なんか固く話していますが、要するに自分の持っているものを上手に使って
良いメリットを得ていきましょうということです。
コスト=デメリットではない
まず、前提として私はコスト=デメリットとは考えていません。
デメリットはメリットの逆という意味ですが、一般的に
コストとはメリットを得るうえでの「対価」と言い換えられます。
対価とは対になる価値です。つまり、高いメリットを得るには高い対価を支払う必要があり、低いメリットなら安い対価で済みます。
別の見方をするといくら高いコストでもそれに見合うメリットがある状態、つまり「費用対効果」が高い状態であればよいわけです。
反対にデメリットとは、メリットも得られずむしろマイナスな効果が生まれてしまっている状態です。
メリットも得られないので対価としてのコストを払う意味がなくなります。そのマイナス効果を得てしまう代わりに、このメリットが得られるのかがコストとデメリットの違いです。
まとめると、コストを払う→メリットorデメリットを得るということになります。
ただし、メリットを得るためには同時にデメリットが生じてしまうのであれば、
そのデメリットは支払うべき対価=コストと考えられます。
そのため、「コスト⊃デメリット」というのが正確です。(コストの中にデメリットが含まれている。)
コストだけを見て判断しないことが大事
コストと聞くと、すぐにやめるという選択肢を取ってしまう方もいます。
しかし、それに払う価値があれば積極的に払うことが大事です。
例えばディズニーランドに行きたいと思ったとき、入園料がバカ高いからやめようとすぐになるでしょうか。
園内で楽しむ自分、キュートなミッキーとのひととき、友人と過ごす時間、内でのプロポーズの成功率などを想定してそれに見合うかどうか検討したうえで、平たく言えば行きたい!という気持ちに対して、お財布やそこで消費する時間と相談するのではないでしょうか。
何ごとも良い面もあれば悪い面もあります。つまり良い面を得るためには、悪い面も許容しなければならないということです。特にメリットが大きければ大きいほど、コストもその分大きくなります。これは至極当然の話で、製品やサービスのクオリティをあげようとすれば、それだけ原価がかかるのは当たり前です。(特に労務コストですね)
繰り返しますが「自分にとって」大事なメリットを判断することは前提としつつ、それに対するコストは見合っているのか、または支払い能力は自分にはあるのかということを判断しなければならないのです。
(もちろん思考停止で要求されたコストを支払うではなく、同じメリットを得るためのコストを極小化することは重要です。)
コストには上限があるが、メリットには上限がない
ちなみに一般的にコスト重視して判断してしまう理由の一つは、支払えるコストには上限があるからだと考えられます。
どうしても払えるコストには上限があります。言い換えるなら使えるお金は時間や労力は有限です。
しかし、メリットはいくらでも望むことができてしまいます。自分の期待や希望など気持ちが先行するためです。
こうなると、普通はコストとメリットのどちらから考えるようになるでしょうか。
安定志向であるほどコストから考えるようになります。「現状」保有しているものだと何ができるだろうと考えることになります。持ち駒でやりくりするしかないのです。
だからこそ、順番としてはメリットを見てから自分に必要なのか望むものなのか、できるだけ具体的に理解してからその効果とコストが見合っているのかを判断しましょう。
※同じものでも人によって、メリットの感じ方や得られる大きさは異なるので自分視点で具体的に理解しましょう。
逆に、浪費してしまう人は自分にとって大事なものの優先度をつけずに、コスト度返しでメリットだけを見てしまっています。また、それ以外に単純にコスト管理力が低いという側面もあるでしょう。
同じだけメリットを望んでもコスト管理力でメリットの最大化は可能です。この点はまた別の機会にお話ししましょう。
複数の事象同士も比較して、優先度をつける
前回と今回をまとめると、自分にとって必要なものにはそれ相応のコストを払っていこうということになります。
次回はやっと趣味としての音楽のコスト面の話をしていきます。
(自分で課してしまった連載をやっと終わらせられそうです。。)
しかし、実生活ではその他の事象もたくさんありますよね。
例えば衣類だったり、食事や光熱費などの生活水準だったり、色んな事があります。
それぞれでコスパを最大化することは大事ですが、先ほど言ったように支払えるコストは有限です。
そのコストをどこにどれだけ配分するか、つまりどのようなポートフォリオを組むのかが大事になります。
ここらへんは大人の趣味のという観点では非常に重要です。ただ今回は、音楽という特定の事象に限定した話をしていますので、音楽以外の話はまたの機会に。(伏線だけ残していくと、回収が大変になるやつですね。)
最後まで読んでいただき深謝です。
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