大人の趣味

大人の趣味としての音楽~メリット編①~人と関わる媒体

こんにちは、げんげんです。

前回は大人の趣味としての音楽の以下のメリット3選と
大人の趣味とは中長期的なものが良いというお話をしましたね。

  1. 人と関わる媒体としての要素
  2. やりこめる要素
  3. 長く続けられる要素

今回は一つ目の「人と関わる媒体としての要素」を深ぼっていきます。
媒体というとSNSやマッチングアプリのようなイメージを持たれるかもしれませんがただ頭良さそうな言葉使いたかっただけです。

大人の趣味の構成要素

「大人の趣味」に求められるものの一つが、メインとは異なるコミュニティでの出会い・人間関係だと思います。
これだけでもやる音楽を価値があると考えています。
ここで言うメインとは仕事や家庭などを指しています。

新社会人が最初に思うこと1位は「仕事つまんな」ですが、2位くらいには「会社以外の出会いがない」というよく聞きます。これは恋愛だけでなく、友達や仲間など広い意味での出会い・交流です。若い人は主に恋愛になるのでしょうが。

「出会い」とは

でも実際人はたくさんいますよね。都内なら腐るほど人が歩いています。(日本は公衆衛生が整っているので実際には腐りません。)
ただ、そのたくさんの人たちにやたらめったら話しかけたり誘ったりしていたらだいぶ怪しいですね。ティッシュ配りや街頭インタビューくらいならいいですが、世の中にはこちらに不利になる怪しい集団から勧誘などもあります。(少しそれますが、昔に美容院のカットモデルをやらないかと声をかけられましたがチキって断りました。)

「出会い無い」というのはだいぶ広いのでもう少し分解してみましょう。
上記の内容は量に重きを置いた出会いとなっています。
しかし本当は人との量ではなく、どのように・なぜ・誰と出会うのかが大事です。
当たり前な話ですが意外と忘れがちになるところです。

この点をもう少し深ぼると、「どのように・なぜ」は当人が怪しまずに納得感をもって知り合えるということにつながります。
ここから私見ですが、納得感を持って知り合える=当人同士が良い人だなと思って認め合っている状態でもあります。
もう少し具体的に言うと、相手が実際に良い人かどうかはあまり関係はなく、自分が心から相手のことを良い人だと納得していることが大事になります。
世間一般的な良い人という像はあるかもしれませんが、大事なのは自分がその人を良い人と思っているかどうかです。なぜなら人に対する感情は人それぞれ異なるためです。
例えばダウンタウンの浜田が好きな人もいれば嫌いな人もいます。(私の祖父は嫌いらしいです。)

つまり人との出会いの中で、自分に対する「納得感」=「説明ができている」と、
→その出会いは「良い人との出会い」というなんとなく自分自身の中で腹落ちができるわけです。

あくまで「出会いの段階での良い人」なので、実際に良い人なのかはもっと深く知り合って理解しあうことは必要になります。

音楽は出会うのに都合がいい

この納得感を持って出会う方法としては、何か活動を通して新しい人と知り合う・出会うのが良いです。
何か同じ活動をやっているという自分の納得感を持ちやすいので、
この方法の良いところは何より知り合うことに対して疲れないところです。

活動をすること自体は別の労力が発生しますが、人と知り合うという労力はかなり抑えられます。
ゼロベースで人と知り合うのは、お互いに気を使いながら探りあうためです。その点、何か活動をしていればそのベースができるので労力が減るわけです。(人の中身を知れるとか、会話のネタになるとかいろいろ他にもあります)

音楽では、先ほど人と会う量についてあまり重視しないような記載もしましたが、多くの人と知り合ってみるのも大切ではあります。あまり固定された少数だけではなく、様々な考え方や経験・知識を持った人たちと触れる機会も重要です。
この点も、特に集団でおこなう音楽では楽器は同じでもバックグラウンドはそれぞれ異なるので、様々な人知り合うのによいです。

音楽は汎用性が高い

別の角度からのお話になりますが、音楽には他の楽器と交わりやすいという汎用性の高さという良さがあります。

スポーツは誰かと共にやる場合、同じ競技をしないといけないです。それは競技ごとにルールが異なるためです。スポーツはルールありきで競技が存在しているのでどうしても制約が生じます。
例えば、サッカーとバスケは同時にはできません。どちらかが片方のルールに準拠しなければなりません。
(その前提によると、よくスポーツと音楽は並列で並べられますが正確にはスポーツの各競技と音楽が並列な関係だと思います。)

音楽の場合、音楽という一つのルールの基で各楽器間は交わりあえます。音楽のその幅広さが、汎用性が高いということになるわけです。
余談ですが、どんなスポーツでも簡単にできてしまう万能マンもいますが、そこを目指すのは才能の要素が大きいので再現性が低いです。

なんでも交われるというと自由度が高すぎますが、競技と同じようにある程度ジャンルがありますのでそれのどれかを選んでから音楽を始めてみるというのがベターです。
また、その中で自分の楽器という主軸を維持しながら交われるので、都度何か新しいこと(楽器)を始める必要がないです。

汎用性の高さでいうと学校の部活動

汎用性について固く説明してきましたが、学校の吹奏楽(オーケストラ)部と合唱部はとても分かりやすい例ですね。
それぞれジャンルの入り口としてシンプルでわかりやすく、どちらかから何かしらの楽器(喉も含む)を選択して始めます。
それぞれのジャンル内の人とやることで楽しむことできます。吹奏楽部であれば他の楽器もすでに内包されているのでこれだけで様々な人と関わることができます。

また、はるか昔の学生時代を思い出してほしいのですが、吹奏楽部が伴奏で合唱部が歌うというシチュエーションを目にしたことはないでしょうか。ここでは自分の楽器を維持しながら、別の楽器やジャンルの人と新しく音楽ができているのです。

まとめると普段所属していない団体であったとしても、音楽は汎用性が高いためにある程度納得感を持って他のプレイヤー・ジャンル・団体と関わることがようになるということです。

人との関わりを目的にする?

まとめますと人と知り合って関わるうえで音楽は都合が良いというを解説してきました。
・音楽を通じて一緒に活動をするという納得感と、
・音楽のその汎用性の高さ
が人との気軽な出会いを演出してくれるのです。

ここからは雑談ですが、人と関わるのを目的に音楽のような趣味をやるのはどうなのか?という議論ってありそうですよね。私的にはOKです。ただし、人との関わりを唯一の目的にするのはあまりよくないかなと思います。

前提として目的は複数あっても良いのでその一つで人と関わるのを目的にするのはありだと思います。
本記事で話題に挙げた「納得感」がなくなるためです。もっと雑にかみ砕けばその趣味をやりたいという気持ちです。

その気持ちがなくなると、その趣味は人と関わるための手段となり、タスクと化します。
趣味は人生の娯楽でやっている場合が多いので、それがタスクとなるのはいささかしんどいものです。

そのため、人と関わる媒体としての音楽はもちろん推していますが、タスクとならないようないろんな角度の楽しみ方を知ることが大事です。

読み返してみて論理が飛躍している気がしたので3回くらい推敲しましたがさすがに疲れたので投稿しました。
次回は二つ目の「やりこめる要素」について書きたいと思います。

ABOUT ME
げんげん
音楽(主にクラシック)に関連させて趣味~仕事関連まで大人の生活に関わることを発信しています。 4歳からピアノを、10歳からヴァイオリンをはじめました。 大学時代はオーケストラに所属していました。 現在はサラリーマンをしながら、主にアマチュアオーケストラでヴァイオリンを続けています。 趣味はバスケットボール。中小企業診断士の取得に向け勉強中。