こんにちは、げんげんです。
7回にわたって、子供教育としての音楽の意義をお話しながら
音楽に限らず子供が自発的に続けていく2つの視点についてもお話してきました。
今回はざっと振り返りながら、少々雑談をしていきます。
団体でやる音楽
ソフト面ということで、多様な人たちと一つの方向をに向かって何かを成し遂げていく力がつくということをお話ししました。
そしてその力とは、一種の専門家としての自分の意見を持ちつつ、それを持った他者に対して、出しつ聞きつつ進めていくバランス感覚になります。
どうしても幼いときだと、特に中学生までは自らの主張だけをして、周りの意見への傾聴はなかなかできないものでしょう。
しかし、経験を重ねるうちに自身の主張だけでは足りず、周りの力を発揮させることの重要性にも気づくことができると思います。
この周りに力を発揮させることは、大の大人でもできている人は少ないところです。
社会人になる前にこの力をつけられることは、大事な財産となることでしょう。
子供に音楽をさせたいが・・・
ここからは雑談です。
子供に音楽をやらせたくても、最初の障壁になるのが楽器購入とレッスン代です。
要するにお金ですね。
確かに子供にやらせる習い事としては、お金はかかるほうでしょう。
楽器をやっている子供はお金持ちだと思われるのも、致し方ないことなのかなと思います。
(大人の趣味としてだと、他の趣味に比べたらだいぶ安いですが)
やはり音楽は初期投資の楽器と板につくまでのレッスン代がネックです。
楽器によっては板につくまで10年もざらにかかるので、長期的に大きな出費となるでしょう。
親の家計テクニックが試されるところになるかと思います。
視野が狭くなる?
子供自身というより、親の傾向かと思いますが音楽をやっている子供は視野が狭くなるかもしれません。
正確には、音楽しかやらなくなるので視野が狭くなるという感じです。
音楽の場合以下の理由で音楽以外をやらなくなる可能性があります。
・指など怪我をしないようにするため。
・やりこみ度の高さ、習熟に時間がかかることから音楽以外をやる時間がない。
・音楽界隈で所属コミュニティが固定される。
・(場合によって)クラシックのコミュニティが排他的。
・高い初期投資をしたため、親が辞めさせまいと躍起になる。 etc……
また、子供が上記についてなんとなく違和感を持ったとしても、子供にはそれを言語化したり、親へ交渉したりする力はなかなか持ち合わせていません。
さらに、子供は他の選択肢や逃げ道、考えを取り入れる手段もあまりないでしょう。
よって、親も子も盲目的になってしまう危険があります。
これらに対しては、まずその危険/リスクがあることを認識し、フラットに子供と親が対話できる環境を整えて、様々な経験をさせてあげることが大事になります。
おしまい
全8回にわたって子供の教育について音楽の視点からお話してきました。
子供もいないくせに長々と失礼いたしました。
逆に子供がいないからこそ、当事者ではない第3者的な考えをお伝え出来たのではと思っています。(昔は私も子供だったという意味では当事者ですが)
誰がこの記事を読むのかは謎ですが、誰かの参考になれば良いなと思います。
おそらく次の記事が一通りできるまでまた連載は休止しますが、またお会いできるのを楽しみにしています。
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