子供教育

子供をやる気にさせる2つの視点(中)


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こんにちは、げんげんです。

前回に引き続き、どうすれば子供いい感じでやらせてあげられるのか、ということをお話していきます。

前回は2つの視点のうちの「興味」という広い観点、かつ何かをやるために必要な根本的なアクセルとしてお話しました。

今回は片割れの「スキル(経験)」についてお話していきます。

スキルは面白み

まずは、スキル(経験)の意味合いをいったん整理します。

ある程度身についてから、それをやること自体に面白みを感じるようになることです。
なのでもう少し正確に言うと、スキルが付き始めて面白みを感じるということになります。

例えを出さなくてもご理解されているかもしれませんが、
楽器を始めたばかりは、うまく演奏できずにぎこちなさだけがあり面白くありませんが、練習するうちにある程度弾けるようになり、できる楽しさがわかるようになります。
またある程度の難易度の楽器だと、楽しさがわかり始めてからさらに極めていく伸びしろがあり、飽きずに研究することができます。

さらに、他の人と一緒に演奏することでまた違った合奏などの面白さも得ることができます。
(ここまでくると、スキルとは少しずれてきますが今回はこれもスキルに含むことにします。)

興味と比較するなら以下の感じです。

興味やる前・やり初めに、感じるやる気
スキルある程度進めた後に、感じるやる気

※実際スキルの伸びによるやる気も、興味という意味では同じですが今回は上記のように区別しています。

スキルは粘りとの勝負

興味と同様に、グラフにしてみると以下の感じになります。

初期は底這いの時間が続き、それなりに時間がたってから徐々に上がり始めます。
そして先ほどお話ししたように上がり始めると、加速度的に上昇していくことになります。

このように長い底這いの期間でいかに粘れるかが、長期的に内発的な動機付けを得るためのカギになります。一回軌道に乗ってしまえばこちらのものです。

個人差の残酷さ

もちろんどのタイミングで上昇していくかは、環境や個人差にかなり左右されます。

向いている・才能がある子は早い段階で上がり、かつ上昇も止まることがなく無限に上昇していきます
反対にあまり上手くいかない子は、出口の見えないトンネルを進んでいくことになります。

前者の場合はおめでとうございますということで下手に余計なことを言わず伸ばしてあげてください。
後者の場合は、どこかで損切しないといけないかもしれません。要するにそのうちやめて他のもっと才能がありそうなことに取り組むことになります。ただ、遅咲きだったり単純に要領がそこまで良くないなどとても難しい判断になると思います。

ある意味、子供が持って生まれた自分の変えることのできない現実と向き合う最初のタイミングかもしれません。人生のどこかで向き合わなければいけない、水疱瘡のようなものです。
遅いほど傷は深くなるので、幼いタイミングでかつ最悪辞めてもよい習い事で経験できるのはよいかもしれません。
これはまた別の機会にお話しします。

伸びても安心できない

上達して伸び始めたとしてて手放しで安心することはできません。
パターンとしては簡単すぎて、今後伸びが続かないかもしれない場合があります。

そこそこの趣味としてやるには良いかもしれませんが、前途有望な子供にとっては死活問題。
ただし、少なくとも一つそれができたという成功体験にはなるので、全く無駄になるということはないでしょう。少しそこから離れて、他の難易度が高いものに取り組んでみるのも良いかもしれません。

スキルは子供頼みか?

今回はスキル(経験)についてお話してきました。
最初の粘りと個人差があるというところがネックになりそうです。

興味と同様にスキルも子供頼み、子供次第なのでしょうか。
私としては、ある程度は親も関与できるのではないか?というところになります。
あくまで興味と比べたらですが。

しかし、その関与の仕方が実は難しいところで親のが先走ってしまう危険もあります。

次回は、スキルの後半の伸びを親がサポートするときの勘違いと、どうすればいいのかを興味と絡めてお話します。

ではでは。

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ABOUT ME
げんげん
音楽(主にクラシック)に関連させて趣味~仕事関連まで大人の生活に関わることを発信しています。 4歳からピアノを、10歳からヴァイオリンをはじめました。 大学時代はオーケストラに所属していました。 現在はサラリーマンをしながら、主にアマチュアオーケストラでヴァイオリンを続けています。 趣味はバスケットボール。中小企業診断士の取得に向け勉強中。